生物の分類
2010/1/29更新
近年では生物の分類が様変わりし、研究分野が細分化されたため、動物学の内容が多様化し、この語が用いられる頻度は低くなった。対象とする分類群によって哺乳類学、昆虫学、魚類学などと分けられることもある。動物の古生物を対象とする場合は古動物学と呼ぶ。動物の研究では、まず体内の構造の研究が優先して進んだ。これは、
運動や感覚という動物らしさを感じさせる性質のしくみを探求するためには解剖が必要であったこと
植物とは異なり、内部の構造が肉眼的に区別できる器官の形を取っていること
食料とするために動物を解体することが古くからおこなわれていたこと
我々自身が肉体的には動物であり、その知見が医学に生かせるから 。
化学分野の発展に基づいて、生物体内における化学についても追及が行われるようになった。尿素の人工合成や血糖量調節に関する研究が行われた。より基本的な細胞内の化学的過程である酵素作用や呼吸などの研究は、むしろ微生物を対象にこの世紀の後半から始まる。これは、いわば目に見える生物に関する記述から生物一般の基本的性質の科学へと生物学が変化し始めたとも取れる。